Jトラストが楽天KCを子会社化へ
Jトラストは、楽天から楽天KC(福岡市。営業収益676億円、営業利益47億8000万円、純資産332億円)の株式97.26%(議決権ベース)を取得し、子会社化すると発表しました。なお、取得予定日は8月1日となっています。
楽天のクレジットカード事業見直しと事前準備
今回の子会社化に先立ち、楽天は楽天KCから主力の「楽天カード」事業を会社分割により、同じく楽天グループの楽天クレジット(東京都品川区)に承継します。そのため、楽天KCには前身となる国内信販から引き継いだカード事業などが残る形となります。
取得価額と目的
取得価額は45億円で、今回の取引は楽天のクレジットカード事業の見直しの一環です。楽天は今後「楽天カード」関連に経営資源を集中させる方針です。一方でJトラストは楽天KCの営業基盤やノウハウを取得し、クレジットカード事業への参入および保証事業を強化する狙いがあります。また、楽天KCに対する貸付債権370億円についても同額で譲り受けることを明らかにしています。
社名変更のポイント
異動後は楽天KCが「KCカード」に、楽天クレジットが「楽天カード」にそれぞれ社名を変更する予定です。これにより、事業ブランドの明確化と再編を図る狙いがあると考えられます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手様から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。M&Aのご検討やご相談がございましたら、ぜひ一度ご連絡くださいませ。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。