フーリハン・ローキーによるTOBの背景
米投資銀行フーリハン・ローキーはM&A事業者であるGCAの子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を進めております。今回、9日に買付価格の引き上げを発表し、当初の1,380円から1,398円へと18円増額されました。これは、TOB成立の確度を高めるための措置とみられております。
現行の買付期間とGCA株価の動向
フーリハン・ローキーのTOBは、現行では9月27日までを買付期間としています。GCAの株価は8月初めのTOB公表直後から、買付価格の近辺で推移してきました。9日の終値は1,376円となっており、引き上げ後の1,398円との差はわずかとなっています。
TOB成立後の上場廃止見込み
GCAは2004年に独立系のM&A助言会社として設立され、2006年にはM&A事業者として初めて東証マザーズに上場を果たしました。2012年からは東証1部に上場していますが、TOBが成立すれば上場廃止となる見通しです。GCAの今後の動向に注目が集まっております。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。