小僧寿しは、業務用食品卸売の東洋商事を子会社化することを決定し、全国の配送拠点と配送車を活用して自社物流機能を構築する狙いがある。取得価格は1000円で、取得予定日は2023年5月1日。東洋商事は、和総菜・食料品製造のモリヨシを持つ子会社である。

M&Aアドバイザーとしてのコメント：小僧寿しの物流コスト削減と事業エリアの広域化に向けた戦略的なM&Aである。東洋商事の配送拠点と配送車を活用することで、小僧寿しの物流機能の強化が期待される。また、モリヨシを持つ東洋商事の子会社化により、小僧寿しの商品ラインナップの拡充が見込まれる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。