日機装は、ドイツのCRYOTEC Anlagenbau GmbHの全株式を取得し、子会社化することを決定した。この取引により、欧州に液化プラント、水素ステーション、CO₂回収ビジネスなどのハブ拠点を獲得することができる。取得価額は非公表で、2023年1～3月の取得完了を見込む。M&Aアドバイザーとしては、日機装が欧州事業の強化に乗り出すことで、グローバルな競争力を高めることができると考えられる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。