ラオックスホールディングスが、高級衣料品・雑貨店「バーニーズニューヨーク」を運営するバーニーズジャパンの全株式を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は非公表で、取得予定日は2023年5月1日。バーニーズジャパンは現在、旗艦店6店舗、アウトレット店4店舗を展開している。バーニーズジャパンは伊勢丹が設立し、セブン＆アイが完全子会社化したが、業績が低迷していた。M&Aアドバイザーとしては、ラオックスがバーニーズニューヨークのブランド力とインバウンド事業のノウハウを活用し、国内外の富裕層の消費ニーズを取り込むことで、成長戦略を進めることが期待される。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。