ソーシャルワイヤーは、国内シェアオフィス事業をヒューリックに譲渡し、デジタルPR事業と新規事業に経営資源を集中することを決定した。譲渡価額は14億7200万円で、譲渡予定日は2023年9月1日。ソーシャルワイヤーは2008年からCROSSCOOPを運営しており、現在、国内10拠点で事業を展開している。譲渡するのは横浜拠点を除く9拠点の事業で、売上高は14億6000万円、営業利益は5600万円である。

M&Aアドバイザーのコメント：ソーシャルワイヤーの決断は、市場環境の変化に対応するための戦略的な判断である。シェアオフィス事業は、新型コロナ禍や大手不動産会社の参入により、競争が激化している。一方で、デジタルPR事業や新規事業は、今後の成長が期待される分野である。ソーシャルワイヤーは、経営資源を集中することで、より効率的な事業展開を目指すことができる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。